古典占星術と現代占星術の違い~長所と短所~

占星術

蝶兎堂では主に古典占星術を使って鑑定を行っています。
古典占星術と現代占星術は似て非なるもの、と解釈しています。
ですが、その違いは一般的にあまり知られていないように思います。
そこで古典占星術について、現代占星術との違いを明確にしていきたいと思います。

長所と短所

いままで古典占星術と現代占星術の違いを書き連ねてきました。
ベースとなる考え方や時代背景が異なるため、古典占星術と現代占星術はなんだかベツモノっぽい、
と感じられたのではないかと思います。
そして、結局どちらがいいの?と思われたのではないでしょうか?

結論から言うと、見るものが違うため甲乙はつけられません。
用途に合わせて使い分けることになります

古典占星術:チャートの持ち主が生まれ持った物語シナリオ(運命決定論)
現代占星術:チャートの持ち主の性格と傾向
(自由意思に基づく)

古典占星術は、惑星やアスペクトの数は少ないものの、惑星の質を決めるエッセンシャル・ディグニティや惑星の環境を決めるアクシデンタル・ディグニティ、リセプション、アラビックパーツ、セクト、ハルブ、ビシージングetc非常にたくさんのルールがあります。
これは、チャートの解像度を上げるために先人が生み出した技術です。
そのため、これらのルールに従ってチャートを読み解いていけば、誰が読んでも再現可能です。
また、惑星自体に明確に吉凶が割り振られているため、上手くいくかどうかがはっきり分かります。

一方現代占星術は、サインに神智学に基づく性格付けがなされているため、心理学的アプローチがしやすく、人の内面を読み取っていくことに適しています
また使用する惑星が多やアスペクトの数が多いため、読み手によって多彩な解釈をすることが可能です。
人生を単純なYES/NOで判断せず、その人の持つ個性をどのように生かして未来を切り開いていくか、その道筋を立てることが出来ます

それぞれこのような長所があります。

しかし、古典占星術は解像度を上げるためのルールが多いこと、現代占星術は解釈に幅が出るため、読み手によって読み方にばらつきが出るという短所もあります。

今までのことを踏まえて、お好きな方、もしくは両方の占星術に親しんで頂ければと思います。

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