古典占星術と現代占星術の違い~ハウス~

蝶兎堂では主に古典占星術を使って鑑定を行っています。
古典占星術と現代占星術は似て非なるもの、と解釈しています。
ですが、その違いは一般的にあまり知られていないように思います。
そこで古典占星術について、現代占星術との違いを明確にしていきたいと思います。

ハウス

ハウスは惑星が機能する領域を示します。
ハウスの意味はエジプト・アレキサンドリアの研究の影響を受けて確立した可能性が高いと考えられています。
日の出とともに生まれ(ASC)、日が昇るとともに成熟し(MC)、日の入りと共に死に(DSC)、夜は冥界を彷徨い(IC)、日の出とともに再び生まれ変わるのです。

古典占星術のハウスは、自然科学や古代の神話をベースに意味が定められたと考えられています。
しかし現代占星術では、占星術に人間の成長段階を関連付けたこと、サインの性格付けにハウスも参照していること、分かりやすさを重視したことなどから、本来のハウスの意味から離れ、ハウスの意味≒サインの意味へと変わっていきました。

実際は、古典占星術と現代占星術で共通しているものも多いです。